ひとりぼっち

娘が、このアパートを後にして数日が経ちました。
本当に一人ぼっちの生活になってしまったのです。
日差しは、ますます穏やかになり部屋の中ほどまで差し込むようになっていました。

まだ仕事は決まっていません。
やっと外出するという事に慣れてきたという状況ですが、ハローワークにも行って検索しています。
経済的にも辛い状況であり、焦る気持ちは抑えられません。
自分なりに懸命に平静をよそおってはいるけれど、お風呂に入った時だけは、そっと泣きます。
いつの間にか声をあげずに押えてしまう事が習慣になっていました。
でも、負けたりしません。
娘との約束があるから・・夢があるからです。